(246)死んだら無になるの?②

世の中の出来事

まったく自分がどこにいて、何をやっているか、そういう見当識(けんとうしき)とでもいうものが全く存在しない状態…そして死後に『無になる』ということは、死んだあとはもう何を感じることも、何を考察する事も、何を手で触って覚知する事も…したがって世界があることも全く分からずに、何もかも存在しない状況になる訳ですね。もちろん存在していないという事を理解する事すら不可能です。なにも全く自分は存在していないのですからね。

自分が存在しないのだから、概念の比較対象としての“有”も“無”も無い訳ですから、本当にもう何も感じることができない状態が永遠に続くという状態になります。 確かに精密に言えば、『永遠に続く』かどうかは分かりませんね。 一旦はこのように、今までの『自分』としての存在は全く消滅するかもしれませんが、過去の自分の意識や存在がない状態から、ポッと、ある時突然、全く別の宇宙というか存在の空間(つまり今現在生きているこの世のような…)所に再度生まれ落ちるのかもしれません。 何か自然界を調整、管理するような超越的存在(それを『神』と呼ぶ人も多いでしょうが…)が、また 別の宇宙とか別の場所に、生前とは別の存在としての自分を移動、誕生させてくれて、今までと同じような意識を持つことになるかもしれません。 それが全く別の性格の、別の存在として…でも意識を持った人間とか動物になるのかもしれませんね

皆さんも想像できますか? まあ、死んだら霊魂になって、あの世に行く…当然死後の世界もあると信じている人も多いと思います。もちろん、わたくしも確実的に存在していると確信しているその一人です。

わたくしは、確実に存在すると心から信じていますが、『そんなことはない。肉体が滅びれば魂とか、そんなものは存在せず、すべて無にかえってしまうのだ』という人も多いですが、そういう人は、例えば、もう自分という、今までの存在は全く消滅してしまって、何も残らずに、永遠に消えたままと思っていらっしゃるのでしょうか?

また将来いつか、自分という存在としてまた同じような性格、同じような考え方、行動様式を持った自分というものが、再びパッとどこかで、突然に新たな世(生)に、物心ついて、またその時の人生、もしくは動物としての生を生きる(でも現世の存在だったものとは全く別の存在)とか……そんな風に考えているのでしょうか?でもそれは輪廻転生そのものかもしれませんので、そんなこともなく、もう死んだ時点で自分という存在を全く無に帰してしまう…というふうに思っているのでしょうか?

これは考えてもわからないことですし、考え抜いたってこの世の中に生きている限りは分からないことだし、…かといって死んだら分かるのでしょうか?でも死んで無になるのだったら、そういうことを理解できる脳細胞は(消滅してしまって)存在していないのですから、それもかなわぬ夢かもしれませんね。皆様はどう思いますか?(このトピックはこれで終了です。)

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