(291)インテリな幽霊はおらんのか?(第3回)

世の中の出来事

まあ、色々お話しがたくさんある訳ですが、確かに霊が見えるなどという人によると、深夜のコンビニに行くと、普通の人には誰もいない様な状況でも、ちゃんと死んだ人が5、6人、そこかしこにいるというようなことを聞いたことがあります。別にそうであれば、深夜のコンビニでなくても昼中のコンビニにもそういう人たちがいるのでしょうか⁉勿論コンビニに限らずに、信号待ちの時でも、普通の歩道にも、もしくは生きている人間でもするように、横断歩道でない所をふいっと突然横断していたりするのでしょうか⁉

でも、そういう時はあんまり、幽霊が全員血まみれでボロボロの服というよりは普通の服を着ているので……と言うか、もともと悲惨な交通事故で身体が潰れてとかで死んだ霊ならともかく、普通に老衰とかで死んだ霊ならば、そんな事故に遭ったような血まみれの服を着ている訳がありませんものね。

でも逆に言えば普通のスーツを着ている状態で、そのスーツも全然汚れてなくて死んでいるということは、例えば突然心筋梗塞で死んだとか、そういうことなのでしょうか⁉

なので、確かに普通のスーツの幽霊というのも、その普通のスーツを着ている状況で出てくる必然性というものはありませんね。

それで、今お話ししているのは、そういう、日常的に霊が視(み)えてしまう人たちにとっては、生きている人と死んでいる人の区別がつかないなどと言ったりしますが、これもとても、ある意味びっくり仰天するようなことですね。

といいますのも、わたくしも、かねてからずっとそういう霊というものを視たい視たいと真剣に望んでいるのですが、でも実際そういうものが本当に視えるようになったならば、例えば横断歩道のないような場所で(横断歩道でも良いけれど…)道路を横切っている人がいたときに、その人が霊であれば、……確かに霊であったとしても、跳ねたり轢いたりのように自動車をぶつけてしまうというのは、霊に対してはなはだ失礼なことではありますが……でももし霊だった場合、あっ、衝突してしまう‼と思って急停車したり、急ハンドルと切ったりすると、後ろの車は当然霊が視えない訳ですから、追突してしまったりします。そういうことは、生きている人間に対してもありますが、生きている人間だったら、今の人をよけようと思って止まったんだという理屈が成り立って、追突した人もそれなりに納得する訳ですが、もしこれが霊であれば、そういう人を避けるために急停車して、その結果追突という状態は、絶対後ろの車は理解することができないのですから、いくらこちらは霊が横断したと主張したとしても『あんたは勝手に急ブレーキを踏んだだけだ。』いわば交通妨害だという責任問題なので、道路を渡って人が生きているのか、死んでいる人なのかを判別する事…ひいては、こういう状況から考えられるように、至るところに生きている人間と死んでしまった人間たちの霊体が共存混在するということは、本当はいろんな意味でトラブルが起きやすく、生活しにくいということでもありますね。(第3回目はここまでです。第4回目に続きます。お楽しみに)

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