(156)白杖(はくじょう)の人の転落死亡事故に思う(第1回目)

世の中の出来事
現代にこんな事故があるなんて信じられない

今回は、2年ほど前に、(正確に言うと、2020年の年末ですね)わたくしのお仕事のダンスの先生関連の理事会に出席するために朝、自動車を運転しながら聞いていたNHKラジオの番組の中で、皆様にご紹介したい事柄がありましたので、それを、このブログに書こうと思って、口述入力しながら、内容を練っていたのですが、もう早や、2年くらい経過してしまいましたので、ちょっと古い情報になってしまったかもしれませんね。

日本点字図書館の理事長さんでしたか、館長さんでしたか…がですね。田中徹二(たなか・てつじ)さんという人がゲストで、視覚障碍者などの実態を語って下さっているのです。

その点字図書館のホームページにも、どのように白い杖=白杖(はくじょう)の人に声をかければいいとかいうガイド(案内)とかリーフレットも出てるようです。そのホームページのね。それで今回のこのブログは、その白杖の人の駅のプラットホームでの転落事故に関してです。白杖の人というのは皆様、ご存じだと思うのですが、視覚障碍者の事ですね。そして、NHKのニュースというか、解説番組で、今でも時々報道されますが、白杖の人が、駅のプラットホームから転落する事故が起きているのですね。今までに60人ぐらいだったかな?それか、百人ちょっとか…ちょっと正確には聞き漏れましたけれど、今年(2020年のうち)あったそうで、そのうち3人が死亡したとの事です(2年前くらいの情報です。でもわたくしがその都度のニュースで聞いただけでも、ここ2年くらい前から現在に至るまでにも、更に2~3人転落死とのニュースを聞いた覚えがあります。)なので、この転落事故とか不行使手の死亡事故は、いまだ現在進行形なのです。

それで、このラジオ番組では、色々お話をニュースキャスターの人が取材をしているのですが、驚いたことに、慣れている、普段通行している駅ほど、転落してしまうそうで、この館長⁉の田中徹二さん本人も(あの~、視覚障碍者なのでしょうね…)も既に5回ぐらい転落したということで、本当に話を聞いていると大驚愕ですね。

本当にわたくし心より驚いたりするのですが、何に対してかというと、以下の点についてです。…これだけ文明が発達し、インターネットとか通信手段、機器の安全性が非常に進歩し、いろんな監視カメラとかが整備された現代なのに、その様に駅のホームから落ちるという、一見とてもありそうもないような、そして全く“原始的”な事故が、平気でバンバン起こっているということに対してです。もちろんそれは、世の中10人中9人が視覚障碍者で、視覚障碍者は外に出れば自動車には撥ねられる、道路の側溝にも足がはまって転ぶ、電車のホームからは転落することが日常茶飯事である…という様なほどには、勿論、障碍者の人口は多くは無いということは判りますが、結局は、そういう人たちは非常に少ない割合なので、行政とか、地方自治体とか、公共施設とかはそういう危ない環境に対しての対策は、あまりきちんと考えていないということですね。(と言うか、のちにも述べますが、この転落事故に関して言えば、行政がどうたらこうたらと言うよりも、その時周囲にいた人が全く無関心である様な、現代人の意識の持ち方が問題なのでしょうけれどね……)

確かに割合が少ないので、なかなかそこに、そういう障碍者の人達全部が安全に、1ミリの隙もなく、安全に暮らせるような風に予算を投入して、ホームを整備するということは難しいかもしれませんが、それにしても非常に、何か世間はそういう障碍者の人たちに対して冷たい感じはします

まあ、こんなふうに書くと、じゃあお前はいったい視覚障害者に対して何をしているかと言われそうですけれども、まあその問題は置いといてですね。…草々わたくしもバンバンそういう活動は全然していませんが、指文字のYouTubeやイラストを描いて、聴覚障碍者の事を少しだけ世間に知らせてはいますけれどもね……。

こんな感じで、時々指文字のYouTubeも頑張っていますことよ❣

さて、はたから見ると、こういう転落事故などが普通に起こってしまうという事に、本当に憤りを感じます…というよりも正直びっくりですね。先にも書いたように、この文明が進んだ社会でそのような原始的で、本当に初歩的な事故が多いということは大驚愕です。まだ、そういう障碍者の人たちの精神的弱みにつけ込んで、それこそオレオレ詐欺のようなもので、財産を取られる事件が頻発したというのなら、妙な言い方で非難されそうですけれども、納得できる部分もあります…。(第1回目はここまで。第2回目に続きます。)

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