(155)深夜出発の能登旅行は、人間をやめるためかと…( ゚Д゚)…(その4=最終回)

世の中の出来事

それで、実はもっと悲しいことがあります。次にするような話はですね、わたくしの話だと思っていただいても良いし、わたくしじゃなくて、わたくしの友人の話だと思ってもいいです。Kという友人がいたとしましょう。そのKの身の上に起こった出来事です。Kには親しいガールフレンドがいたんですけれどね。もう50歳を過ぎた女性です。その人が子宮関係の癌になったと聞いています。手術自体は上手くいったんですけれども、その後、イレウスか何かそういう手術後の経過を見る辺りで、何か予後が悪かったのでしょうか?そういう病気を発症したようです。それで意識不明の重体に陥り……一命は取り留めたものの、今は植物人間だそうです

もうそれは3月くらいの事で、既に今はもう6月が始まろうとしていますから、もう実に2ヶ月以上は経過しています。Kは、でも、内緒のガールフレンドだったものですから、特にその女性の家に連絡を取れる訳ではなくて、まあ、もしかしたら、ひょっとしたらすでに亡くなられて、葬式も終わっているのかもしれませんとの事です。本当に素敵な女性、ガールフレンドだったのに、普通に会う事もかなわずに、“彼=K”はもう悲しくて悲しくて何日も泣いています。

雄大な能登の海岸風景。観るだけで心が踊ります。

世の中、いろんなことがあります。小さい頃…小さい頃は、当然年老いて死ぬなんてことは考えられませんし、想像すらできませんから、何か?楽にあの世に行けるとか思っていたり、あの世なんてことも考えたことすらなかった気がします。やはり人間、その出来事がかなり身近に迫ってこないと、想像すらしませんからね。思いつきもしませんでしたが、歳を取ってくると、色々病気になりかけたり、前述のダンス界の大先輩の先生の様に、そういう心臓発作を起こすような人を見たり、癌になる人が身内や友人に出たり、本当に辛いというか、生老病死(しょうろう・びょうし?)が4大苦とか何かそんな風に言われている事を読んだ覚えもしますが、本当にそういう感じがします。

国道249号線(西区?)のすぐ横が、大海原…( ゚Д゚)……

それでわたくしも何か…最近、特に小学校の時のことを、しばしば思い出すんですが、これはまあお迎えが近いということでしょうかね…( ゚Д゚)……。 わたくし。もうそう長くはありません。あと生きて50年ぐらいと思っています。ああ、そうなんです。わたくしは頑張って110歳までは絶対生きようと思っているんですねが、もう半分以上の60年を生きてしまいました。でもなかなかそういうことも大変そうな気がします。

さて、いつものわたくしのエッセイのように、なかなか論旨が明確でないと言うか、何が言いたいかよく分からないような点もありますが、まあこのようにして能登半島に行ったときはいつもの「しがらみ」を捨てて、本当に人間を辞めて、もう無機物というか、無生物のような、または生きていても、何も世間と繋がりがないような、そういう存在になろうとしているのではないかと思いますし、そうであればこそ、そういう状況になれるので、いつも能登半島に“逃避”したくなって、これが病みつきになっているのではないでしょうか…。要するに現実逃避願望がとっても強いという事でしょうか……。まあ、平凡ですね。世の中、そういう人はいっぱいいるでしょうね。…と言っても、これは別に大発見という訳でもなんでもなくて、大体、世の中の人々にとって、”旅行“とは、そういう癒しというか非日常の空間ですものね。それがわたくしの場合、ちょっと病的というか、もう少し程度が大きくなって、偏執狂(へんしつ・きょう)的になったと言いましょうか……。それでは今回はここで失礼しましょう。この項目は、あまり内容の無いことを、なんと4回にもわたって述べましたが、終わりとしましょう。(第4回=最終回終了)

狼煙(のろし)海岸まであと少し……

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