(135)人を殺すという恐ろしい事件(その2)

世の中の出来事
人を殴り殺そうとする…どうしてこんな激情に走ることができるのでしょうか?

(第2回目)さて、最初に述べた、叔父による放火事件に於いて、この事件の恐ろしい点は、まず叔父が

家に放火したという事件ですが、非常に謎めいたことがあります。① 1つは、どうして叔父がそこまで弟の夫婦を嫌ったのでしょうか?弟夫婦が嫌いだ、憎かったなどという事を取調べで言っているそうです。わたくしは最初、この事件を次のように見ていました。 こう言うと、また色々非難が来るといけませんので、あくまでフィクションの範囲ですけれども、この叔父と弟夫婦の嫁さんが不倫をしていて、そういう不倫の清算に火をつけて終わりにして、また新しい生活を始めようとしたのではないか…。それとか、別れ話を持ち出されたとか、そういうことが真の動機ではないかと、そういうのも1つの可能性としては考えております。例えば、刑事であったらそういうことも1つの可能性として考えるでしょうからね。それも否定はできないと思いますけれども、そういうことがなかったとすると、何か日々罵られたのか?例えば定職についていなくて生活保護を受けたいということだったので、まだ50という年齢でありながら、どうしてそんな風にぶらぶらしているの?本当に能無しだわねとか、何かそういう言葉を毎回毎回浴びせられていたのでしょうか? それと、ともに1つ屋根の下に住んでいながらも、ほとんど会話がなかったということだし、なにか急にこの叔父の男性は物を壊したり、大きい声を上げたりして、不満があるときはそういう表現をしたということですが、考えてみればこれはとても恐ろしいことで、凶暴な動物と一緒に住んでいるような状態なのです。なので、一つ目の疑問というのは、どういう風に憎んだら、この様に、弟夫婦の子供を焼き殺そうとできるのか、しようとするほどの憎しみを込めれるのか?という疑問です。よほどの確執がこの夫婦との間にあったのでしょうか⁉

ふたつ目の疑問は先ほど少し言及しましたが、この、何か不満があると暴れたりする叔父と、ず~~っと、長い間、なぜ、ひとつ屋根の下に一緒に暮らしていたのでしょうか?確かに一応血のつながった面もある家族みたいなものですから、いくら性格がおかしく、多少乱暴だったり、精神的におかしいというか参っているみたいな叔父を、どこかに追いやることもできなかったのでしょうが、しかし、現実にこのように留守中に子供を殺されてしまうのですから、そういう事の可能性に思い至らなかったのでしょうか?わたくしだったら、一時も一緒に住むことは、恐ろしすぎてできないように思えます。子供と一緒にどこかに出て行くでしょう。

この子供を殺害された被害者夫婦はそういうことに毎日耐えて、我慢していたということなのでしょうか?そういう状況なのに、子供たちを残して留守にしたりとか、そういうことは全然考えられないと思うのですが…、そして、その通りになった時に、恐れていた通り、放火され殺されてしまったのです。犯人は『子供が死んでも仕方なかった…。』という風に供述しているとのことで、これは“未必の故意”になりますね。

しかし、まあ、(今はあまり聞きませんが)家庭内暴力で、ひところよく報道されたように、バットで親を殺したり、何か不満なことがあると、バットを振り回して、家の中で暴れたりする引きこもり息子とかそういうような構造によく似ているとは思います。なぜそういう状態を放置したのか? まあ。 わたくしも父親に殺されそうになって、無理心中を強いられたような状況の呪われた家庭に育ったのですから、そういう状況が想像できない訳ではありません。呪われた日々でしたからね。しかし、やはり日々は流れてしまって、そういう恐ろしい状況も放置せざるを得なかったということでしょうね。 (第2回目終了。第3回目に続く)

コメント

タイトルとURLをコピーしました