(134)人を殺すという恐ろしい事件(その1)

世の中の出来事
殺人

もうあっという間に月日は過ぎゆくし、その時結構センセーショナルに報道されても、もうそのあと、何か特別な展開がなければ、ワイドショーなどでも報道されなくなり、世間も忘れてしまいますが、少し前に、二つの恐ろしい事件がありました。

例の、叔父さんが2人の子供を焼き殺したという、叔父による放火事件。この事件は兵庫県稲美町で、11月21日頃に起きた事件でしたかね。50台の叔父が小学生の兄弟を、家に放火して殺してしまったという、身震いするような恐ろしい事件ですね。それから愛知県弥富市(やとみ・し)の弥富(やとみ)中学校での同級生刺殺事件など、心まで凍えるような凶悪残忍な事件が続けて起こっていますが、どういう背景とか、どの様な複雑な動機によって、そういう凶行が行なわれたのか? 謎が多い事件だと思いますので、そういう面を深く解明して、広くわたくしたち普通の人々の、これからの安全な生活を守る事に役立てて欲しいと思います。

広く一般的に思いますのは、このブログを読んでくださっている読者の中にも、ひょっとしたら交通事故で加害者になってしまった、もしくは家族が交通事故の犠牲になった交通事故の遺族という方がいらっしゃるかもしれませんが、殺人を含め何がしらの犯罪の被害者になってしまったという遺族の方もいらっしゃるかもしれませんね。わたくしを含め、多くの方はそういう事件が報道されても、心の片隅ではどこか別世界の出来事といいますか、自分には直接あまり関係の無い事件だと思って、まるでテレビのドラマを見ているような感じを抱く方も多いかと思います。わたくしも正直を言うとそんな感じでございます。しかし、世の中でこういう事件が多くなるにつれ、いつなんどき自分が被害者になったり、または万一何か間違いを犯して、それこそ高齢者の自動車事故のように、何か操作を勘違いしたり、とっさの判断で間違えて、加害者の側になってしまうこともあるかもしれません。

なので、そういう風に世の中でこういう事がどんどん身近に起こるようになってきた時に、わたくし達はどういう態度で世の中を渡っていけばいいのかというと、大げさではありますが、そういうことに関して多少書いてみたいと思います。

後者の弥富中学校においては教育委員会に提出すべきアンケートが出されていなかったとも報道されています。学校が、加害生徒が被害生徒にいじめられていたというアンケートを書いたことを、報告していなかったなどということも多少責められていますが、学校の主張する通り、アンケートしたとしても、それを全て漏れなくきちんと報告するということは、日々の膨大な業務に忙殺されてなかなか大変な面もあるとは思います。わたくしもダンスの先生になる前は、数学科教諭として学校に勤め、学校の業務をしていた頃、よく授業で、終了の際に自分の授業のどの点がよかったか、又いけなかったとか、そういうのを生徒に尋ねるアンケートをたくさん書いてもらった事があります。まあ当時は今ほど厳しくはありませんでしたので、帰宅する際に、喫茶店でコーヒーを飲みながらそういうアンケートをチェックしていましたが、多くの場合、適当に見ながら、放ったらかしにしていた面もあります。なにせ担当の授業をするところが4クラスから5クラスありますし、当時は(ちょっと自慢気で恐縮ですが)わたくしは『熱血先生』と呼ばれたりして、結構一直線に、更により良い指導方法などを求めていましたから、そういう生徒への授業の良し悪しの問いかけも、それは真剣なものでした。

確かに担当者が教育委員会にそのアンケートの内容をまとめたものをパッと報告すれば済むとは思いますが、ただ単にいじめられたことがあるとか、そういう軽い表現ではなかなか、それを真剣に重大な事件の起こる可能性に結び付けるのは難しいと思います。と言って、それは、わたくしが学校の行動を正当化するという見方ではありませんが、概して公立の学校とか、教育委員会、自治体のようなものは、やはり保身の為の要素が大きく、何かまずいことがあっても隠蔽しようとする方向で働くことはほぼ確定的だと思ってはいます。(第1回目終了。第2回目に続く)

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