(261)人生にはハッピーエンドでない突然の終りも多くある(後編)

世の中の出来事

恐ろしい話ですが。 世の中にはそういう、とにかくハッピーエンドとは程遠い、悲惨極まりない人生の終わり方……というのもたくさんあるのではないかと思うと…本当に心が重く、鬱病的に沈みがちになります。 でもそれが人生の自然な、ひとつの、偏った事柄ではありますけれども、正確な側面ではない かと特に思います。ハッピーエンドというのは、とにかくTVドラマなどの製作者が、多くの不幸な人々に絶望ではなく強い希望を持たせようとして作った、一つのまやかしと言えなくもありません。

わたくしが何を書きたいのかわからない感じがするかもしれませんが、人生や日々の生活には、そういう背景があるということを、きちんと認識しておかねばいけないということなのです。 人生がハッピーエンドに終わる…ということはもちろん、可能性としては強い部分もありますし、自分の意思によって人生を織り成した結果、そうなることもありますが、そうでない場合…不幸な、突然終止符が打たれるようなアンハッピーエンドの終わり方もあるということを強く認識して、そういう事も覚悟しておかねばいけないということです。

そうであれば、例えば不慮の死を遂げたとしても……まあ、一説には自殺などすると、それは成仏できなくて輪廻転生も出来ずに地縛霊のような存在として、自分が死亡した現場に、それこそ未来永劫留(とど)まる……とも言われていますが、そういう細かい状況はとりあえず置いておいて、みんな転生をするならば、万一今の人生において、不慮の死を遂げたとしても、また別の人生というか、(それはひょっとしたら動物に生まれ変わるのかもしれませんが……)別の生き物として、別の生…人生を賜わることになります。

要するに、一度今の人生で大失敗をしても、また大リセットをすることになりますので、幸福な一生を終えようが、子だくさんで幸せな子孫に囲まれながら一生を終えようが、幸せの絶頂期に交通事故であっけなく死んでしまおうが、一生独身を貫いて、恋人も友人も何もなく寂しい状態で、なおかつ、ガンに罹患してしまって、そのまま死んでしまうとしても、それらの人生をリセットして、また新たな人生に臨めるのではないかと思います。(特にそういう希望を無理矢理思い込もうとして、又は皆様に、思い込ませようとしている訳ではありませんがね……)

ひょっとしたらわたくしたちは、前世で生を得て、そして死んで霊界に行くと、そういうシステムを しっかり把握でき…というか、(霊界の管理者から)知らされるのではないでしょうか?そして、再度ある種の納得の下(もと)で、『あなたは次回(来世)はこれこれとして生まれ変わりますよ』ということを知らされて、そして生まれ変わっていく……しかし、生まれ変わった瞬間としては、ちょうど今現在、私たちは生まれる以前の記憶が全く無い様に、一旦生まれ変わってしまえば、そういう納得や取り決めはもう何も分からなくなっている…そんなシステムなのかもしれません。 (という事は、ある程度は、来生の人生進行の路線は、既に決定しているという事なのかもしれませんね。生まれ変わる本人のわたくし達のみ忘却するだけで……)

ひょっとしたら、多くの命はそういう命の海を泳いで、ある人生から次の人生、そしてまた別の次の人生というように、大海を泳いでいくように命から命に渡っていくのではないかと私にはなぜか思えてなりません。 (この項はこれで終了です。また、次回の別のトピックをお楽しみくださいませ。)

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