(191)能登半島で見かけたひっくり返ったオートバイ(その3)

世の中の出来事

このようにどれだけ多くのドライバーがスピードオーバーして、我が物顔で走って、自分は安全だと思って、それでも意に反して、(失敗して)事故を起こしているのか…数に限りがありません。そう思うと本当に恐ろしいです。今までの解説の文章でお分かりかと思うのですが、自動車は、本当に自分の身体を優しく包んでくれる(=楽に運転席に座れて、楽な操作で操縦できるから、本当に楽ちんです)し、本当に運転しやすいので、自動車が体の一部のような感じがする…ということを言う人がいますが、確かに分からないでもありません。わたくしも能登半島とか大好きで、1日~2日で800キロとかドライブする人間ですから、その感覚は分からないでもありませんが、でもそういう感覚はとんでもない感覚だと思っています。自分の体であれば壁に衝突したら皮膚が破れて血が出るでしょうが、もしそれが自動車であれば、直前(前面)に人がいれば、撥(は)ねてその人を死傷させ、そして衝突した壁や建物にも莫大な損害を与えるでしょう。確かに自動車に乗っていたほうが、自分が壁にぶつかるよりは、エアバッグなどで、衝突しても自分の体が守られるということも無きにしも非ずですが、多くの悲惨な事故の場合は、自分の命さえもなくなってしまいます。 それこそ手がちぎれたり、頭がちぎれたりとか、地獄絵のような凄惨な状況が生じます。

自動車の運転は非常に楽ちんなので、特にわたくし達は、無理にこういうことに気がつかないでいようとしている、又は心の底では判ってはいても、日常生活では無理に“認識”しないようにしているのではないでしょうか? 冒頭に書いたシーンのように、オートバイが横倒しになるのを見て、こういう自動車との関連をつい連想したということです。これはもう3年ぐらい前の、わたくしが大好きな能登半島の、確か『巌門(がんもん)』という昔風の観光地の公園での出来事ですけれども、このエッセイに書いてみました。自動車は本当に危ないです。 運転者は本当に自分を戒めて運転しなければなりません。 

ちなみに私は能登半島での運転においても、若いころは、確かに能登有料道路(一種の高速道路で、今は能登里山海道《さとやま・かいどう》という無料の、それでもやはり高速道路の様な状況になっている道路です。周囲から隔絶されているので、ビュンビュン走行できます。)などにおいては、100キロとか出したこともありますが、今はもう60キロ以上はなるべく出さないようにして走行しております。(ただし、逆にノロノロ運転をしてしまい、周囲に迷惑はかけないようにしています。)確かに先述の「能登里山街道」などでは片側一車線の部分が多く、あまり50キロ、60キロの走行だと、後ろに連なってしまってスムーズな走行という点では、他の皆様に迷惑をかけているような気もしますので、そういうときには、制限速度20キロぐらいはオーバーするのはやむを得ないと思っております。

(以上この項ここまでで終了です。)

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