(109)古い文庫本や小説への思い(2)

映画など
創元推理文庫の古い本 なんとお値段は200円

そんなわけで、時々エラリークイーンの『Xの悲劇』『Yの悲劇』『Zの悲劇』『エジプト十字架の謎』『シャム双生児の謎』『ローマ帽子の謎』…こんな小説たちを再び読みたくなります。と言っても、既に今までの人生で繰り返して3回ぐらい読んだのですが、その割には?『 Xの悲劇』なども何かニューヨークの地下鉄かどこかで殺人事件が起きたのだったかなという程度ぐらいにしか覚えておりません。ちなみにエラリー・クイーンというのは、兄弟か双子か何かのお二人合同執筆のまあ、ペンネームというか、そういうものだと聞いておりますが、エラリー・クイーンという同名の探偵が出てくるものだったと記憶しております。あ~、でも違うかな?老シェイクスピア俳優のドルリー・レーンという人が探偵をするのでしたかね?どうもいい加減でまことに申し訳ありません。またきちんと読んで色々確認したいと思っています。

『吸血鬼カーミラ』の、わたくしの持っている文庫本のページですが、もう古いので、セピア色になっています。 レ・ファニュさん著作、平井呈一(ひらい・ていいち)さん訳で創元推理文庫に収録されています。

またぞろちょっとそういうのが読みたくなりましたので、古本屋に行ったりしたいと思っておりますが、どうしてそういうのが時々読みたくなるのかというと、まあある意味、食べ物みたいなもので、洋食ばかり食べていると、和食が時々恋しくなるし、脂っこいものを控えていると、時々とんかつが食べたくなるというように、何かそういう古色蒼然(こしょく・そうぜん)たる遠い遠い時代のイギリスとかアメリカの普通の下町というか、普通の街の風景に時々ひどく飢えるというか、そういうのを体感したくなります。そういう昔、昔といっても何年ごろでしょうか?日本で言えば、明治頃でしょうか?シャーロックホームズのような時代か、もうちょっとその後の時代でしょうか?シャーロック・ホームズの時代ですと、ニューヨークに地下鉄は走っていませんものね。日本で云うと、いつの時代でしょうか?明治、大正、昭和の初期でしょうか、もしくは? 戦争が終わってから? そういうときの街の、そしてそういう殺人事件が起きたりするわけですから、どことなく陰鬱な感じのする日常生活…そういう描写がすごく、焦がれて恋しくなって読みたくなることがあるのでしょうね。きっと自分の中で。

さて、今は、キャッチアイ画像でもお見せしましたように、「吸血鬼カーミラ」を読んでいます。これはレ・ファニュという人の書いた有名な小説ですが、皆様はそれ以前に、ブラム・ストーカー著作の、もっともっと最高度に有名な『吸血鬼ドラキュラ』の方をご存じでしょうね。これも創元推理文庫から、上記の「吸血鬼カーミラ」の訳者の平井呈一(ひらい・ていいち)氏が訳した本が出されています。分厚い本なので、ぜひ皆様ご一読くださいませ。この『吸血鬼ドラキュラ』のストーリーは大体以下の通りです。(Wikipediaから引用(深謝‼)ですが、かなり精密なので、ネタバレ注意です。)

あまりにも有名なクリストファー・リーさん演じる、どらきゅうら伯爵…このブログを書いている今も、またこの映画を見たくなりました。『吸血鬼ドラキュラ』‼(Wikipediaより引用 深謝‼)

1885年、ジョナサン・ハーカーは吸血鬼であるドラキュラ伯爵を退治すべく、司書としてトランシルヴァニアのドラキュラ城を訪れる。女性に助けて、ここから出してと頼まれる。しかし、女性は既に吸血鬼の毒牙にかかっていて、首を噛まれてしまう。やがて意識を回復した彼は、地下の墓所に入り、そこで石棺に横たわる女と伯爵の姿を発見する。ジョナサンは先端を鋭くとがらせた鉄棒を取り出し、女の心臓部に力をこめて打ち込むと、たちまち老婆になる。こうすることによってのみ、ドラキュラの魔力から女性を解放し、永遠の安息を死体に得させることができる。暗闇の中で襲いかかった伯爵のために、彼も命を断たれる。ジョナサンの死体と日記を発見した親友の医師ヴァン・ヘルシング博士であったが、既にドラキュラは城を発った後だった。ドラキュラはハーカーの婚約者ルーシーを狙っていた。

上記のドラキュラ伯爵と対決する、吸血鬼の研究家のヴァン・ヘルシング教授を演じる、いかにものマッドサイエンティストのピーター・カッシングさん。この写真は、後ろにダース・ベイダー卿(スターウォーズ)が写っていることからも、ヴァン・ヘルシング教授役の時のものではなく、スターウォーズの第1作?のデス・スター(死の星)の総統役の写真と思われます。(写真はMicrosoft Bingより引用 深謝‼)

ルーシーの元を訪れたヘルシングだが、病床にある彼女も既にドラキュラの毒牙に犯されつつあった。ヘルシングはルーシーの兄アーサー・ホルムウッドと妻のミナにルーシーを守るべく、窓を閉め、ニンニクの花を飾るように助言するが、ルーシーに懇願された召使いゲルダによって片付けられ、虚しく絶命してしまう。しかも、埋葬されたルーシーは吸血鬼と化して復活し、幼い子どもを狙う。ヘルシングは訝しがるアーサーに吸血鬼の脅威を説明、ルーシーの胸に杭を打ち込む事によりその魂を解放した。アーサーも納得し、ヘルシングと共にドラキュラとの闘いに挑む決意をするが、ドラキュラは次にミナを狙う。城に連れ去られた彼女を、生きているうちに救うため後を追ったヘルシングとアーサーは、ドラキュラを朝の神聖な陽光にさらし、燭台で作った十字架をかざして追い詰めた。数百年の間生き血を吸いつづけてきた吸血鬼は、太陽の光のもとにみるみる一塊の灰と化した。ミナは死の寸前に救われた。

さて、またまたとても長い文章になりましたので、第2回目はここまでといたします。《第2回目終了 第3回目に続く》

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