(64)『CSIマイアミ』 アゲイン②

映画など
フランク・トリップ刑事役のレックス・リンさん
  • さて、この前は、レックス・リン演じるフランク・トリップ刑事のことを書いていましたが、このレックス・リンという俳優は、最近では『アンダー・ザ・シルバー・レイク』とかのドラマにも出演していらっしゃいます。わたくしも偶然、その映画も録画して観ましたが、何せあの禿げ頭の特徴的な顔立ちなので、あのCSIの刑事の俳優さんだなということがすぐに判りました。本当に、刑事よりも、むさくるしいオッサン経営者とか、用務員の役なんかをやっていたほうが似合いそうな人なんですけどね。まあいい味を出しているんじゃないかと思います。
これはまた、詳しくは、本日のエッセイの続きで、次回の③で解説しますが、ホレイショ警部補と、恋仲の、デルコの姉のマリソル(女優名はアラーナ・デラ・ガーザさんでしかね。一番美しく、わたくしは大好きです。)

それでよくあるパターンなんですけれども、日本のドラマでもね、いかに説明するようなドラマ作りが時々あります。CSIも最初はまあスカッとこう複雑な事件を解決したり、同時進行で二つの殺人事件を解決したりしていました。(精密にいうと、『CSIマイアミ』画ではなくて、このシリーズの最初の形態の『CSI:科学捜査班』という時代の時ですね。その後『CSIニューヨーク』とか『CSIサイバー』などに進化していきました。『CSIラスベガス』もあったような気がします。)結構最初のこのCSIのパターンはですね、以前のブログでも説明したんですけれども単純に事件のみを、明晰な分析と軽い捜査フットワークで解決していくという展開だったのです。しかし日本のドラマでも、そういう海外ドラマの影響をずいぶん受けて制作されているので、ただ単純に事件そのものを解決するのではなくて、時々そのまあ、医療ドラマなんかもそうなんですけれども、これもアメリカとかが走りなんでしょうかね?時々登場人物の、その悩みとか、家庭事情とかね、例えば、登場人物の奥さんがなんかちょっとノイローゼで何かトラブルを起こしちゃった、それでそのトラブルの状況も、事件解決と並行して描いていくみたいな…そういう複雑なドラマ構成になってくるのです。多少そういう人情ドラマと言いますかね?そういう登場人物の家庭事情といいますか?周辺事情なんかを織り交ぜて、そういうのもエピソードの1つとして展開していくんですね。

ただ、まあこちらとしてはですね、本当は、複雑な犯罪を納得できるように謎を解いて、ズバッと解決していくのを見たい訳ですよね。まあもちろんこれは色んな人によって違うわけで、中には、そういう登場人物のプレイベートにまで触れるドラマ展開の方が、人間味を感じるというか、自分に近い感じがして素敵だという人も多いでしょう。ただ、そういう展開になると、ドラマは、当然ですが、その人物の周辺を、説明的に描かないといけないので、長く時間を必要とします。例えば、古畑任三郎とか、 非常に古いところで申し訳ありませんが、昔の『キーハンター』などでは登場人物に奥様がいるとか? 父親が何をしているとか、そういうような情報はほとんどありません。そういうのを描くと、キリがないからですね。また、『相棒』なんかもそうですが、なまじ結婚している設定にすると、そういう奥様情報とかも出すべき必然性が芽生えるので、レギュラーの登場人物は“独身”に設定しておけば、そういう周辺事情はあまり描かなくていいので、簡単明瞭でいいかもしれません。しかし、例えば刑事コロンボなどでは、はいつも『うちのカミさんが…』というセリフが多いことからも分かるように、カミさん(=奥様)情報ぐらいは小出しなのですが、ただ本当にコロンボ刑事のカミさんが出演したシーンはあまりないのではないでしょうか?

なので、上述の説明でわかると思いますが、そういう主役やレギュラーなどの周辺状況のエピソードなどを含めてドラマを作ると、説明的な部分も必要なので、当然、非常に時間的にも長くなるし、ドラマ自体も、深く掘り下げたものになります。それで、わたくし自身としてはもうあんまりそういう登場人物の家庭事情にまでは触れてほしくないというか、家庭事情まで巻き込んだドラマ展開をしてほしくないという感じが正直な気持ちです。やはり、わたくし自身が日々の色々な日常の生活に多少は疲れているので、そのうえ、そういうドラマで、心が痛むような人情ドラマを見せられると、もう疲れがさらに増幅して、観たくなくなるわけです。(元気全開の人ならば、むしろ、そういう展開を望むかもしれませんね)

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