(69)自分は生き方が下手だと思う…

人生への疑問
困っている人は放っておけない性格…

自分はなるべく優しく振る舞いたいと思っていて、まあ、困っているような人がいたら声をかけたり、何かを待っている列に並んでいたりするときに、老人とか何か困っていそうな人に対しては、席を譲ったり道を譲ったりするように努力しています。でも、時々考えることがあります。例えば鳥とか他の動物、野生動物が、ちょっと羽に傷ついたような鳥がいる時に、その鳥に食べ物を譲ったりとか、そういうことをするんだろうかとか……。それでそういう事を言えば当然、人間っていうのは頭脳や知性があって、物事を考えることができるので、周囲の状況を分析、判断して、他人や他の生き物、存在に対する優しさや、助ける行動というものを実行ことができるんだよという人がいるでしょうが、まあそれがために、それが発展して戦争になったり、色々他の事もたくさん起こる訳ですけれどもね。たとえば、貧富の差ができたりとかね。

まあ、それはおいといて、時々わたくしは思います。そんな風に、いつも周囲に困った人がいないかと探すように、いつもある意味、びくびくしていずに、困った人を見つけたとしても、そういう人に譲ったりせずに、自分だけドーンと存在して、もっと自分中心に好き勝手にふるまいたいものだなと思ったりもします。いつもそういう困った人助けるアンテナを張り巡らせていると、自分の人間の本質がそうでないからか、とっても疲れてしまうことがあるからです。こっちが何か困っているようなふりをしても、何だお前みたいな素っ気ない態度で全然構うそぶりのない人も大勢います。そういう人を見ると、なんでもっと他人に優しくなれないのかなと思ったりもしますが、その反面、とういう自分中心にドーンと構えて、他人のことなんかどうでもいいという風に振る舞っている人が、正直うらやましいです。なるほど、自分の身内とか恋人とか友人とかでなければ、別に全く自分中心で他人がどうなろうが、病気になろうが不幸になろうが事故に遭おうが関係ないという風に振る舞うのが、それも一種人間として正しいあり方、生き方じゃないかというように感じたりもします。

 だって、通常生き物はやはり自己保存の本能が中心で、まずは自分が幸せになるというか、自分がちゃんと食べれて、自分が安全で快適に生きることを継続できるような状態を最優先に作ることが1番理想的な状態じゃないかと思われます。 そういうことからすると、自分のことはさておいて、他人を助けるとか他人のことを考えているとか、もしくは逆に他人の顔色をうかがっているとかビクビクしながら生きている…なんていうことは、理想的な生き方にはそぐわないんじゃないかと思ったりもします。

しかしまた別の考え様によっては、人間は考える存在だからこそ、そういう疑問とか悩みが出てくるわけで、動物とかは本能に従って存在し生存しているだけなので、そんな風に他の存在をより良くしようなどということは考えていないと思います。まあ、自分がどうしてそういう風な心構えを持つようになったかということも時々考えます。まあでも優しくて、人間ができている人ならば、そういう他人の状況なども合わせ考えて、そして、もちろん自分もしっかり生きて行くということも共存・両立させれば、それはそれで何の問題もないわけですけれどもね。

まあ、わたくしの場合は、どうしてそういう優しい性格になったかというと、一つには以下のような事もあるのではないかと思います。中学校とか、小学校の高学年の時に父親に一緒に心中しようとか、家が貧乏だったこともあって…例えば、色々なものをまともに商店に買いに行ったことも少なく、例えば、果物屋さんの店頭にある、半分腐りかけたような5個で一山100円のリンゴなどを、恥ずかしいので、周囲に誰もいないのを確認してチャチャっと小走りに買いに行く…そんな生活でしたので、小さい年少、幼少のときから『ああ、自分は、この世の中に喜ばれる存在、お祝いしてもらえる存在としては生まれてこなかったのだな…』という諦めの感というか、非常な悲しみいうか、惨めで哀れな感じというか、そういうことを強く思うようになったのでしょう。例えば逆に、金持ちのお嬢様に生まれて、何事につけ、『○○さんはきれいだね~。美しいね~』などとチヤホヤされ、生活に自分中心に回転して、ほぼ何不自由なく暮らすことができるような女性だったら、「ああ、世界は私中心に回っているのだわ…」と思っても当然の成り行きでしょう。わたくしは、そういう状況とは、ほぼ反対の環境だったということです。

なので、それならいっその事、半分ぐらいは他の人のためになるような風に生きようと思ったので、ことさら人には優しくしてきたつもりではあります。しかし、だからといって別に、元々財力がある訳ではないので、何か福祉関係の事業を立ち上げたりとか、そういうことでもありませんけれども……。(終了)

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