(182)大阪ミロンガ報告…大阪のミロンガに行ってきたぢょ~(その3⇒タンダ、コルティナ、バルスなどの語句の解説)

ダンス技術
大阪ミロンガ

先回の第2回目では、“タンダ”という語句を解説しました。 これはアルゼンチンタンゴのダンスパーティーであるミロンガにおいて、例えば、アルゼンチンタンゴの曲が3、4四曲ひとまとまりで演奏され、その間は同じパートナーと踊るというルールになっているということで、そのひとまとまりとか塊(かたまり)のことをスペイン語で『タンダ』というのでしたね。 そして、そのタンダとタンダの間にかかる音楽、もしくは、その間の事を『コルティナ(Cortina)』と言います。コルティナはカーテンという意味のスペイン語です。これは、当然主催者にもよりますが、20秒~1分くらいでしょうか、何かタンゴとは別種の音楽がかかるのですが、この時は一旦フロアーから退出して、また新たなパートナーなどを誘って踊る準備をする訳です。

そして実はアルゼンチンタンゴのパーティと言っても音楽は3種類あるのです。(以下に述べる事は、例えばサルサのパーティでは、サルサ、バチャータ、メレンゲ、キゾンバなどの3~4種類の音楽が演奏される…というのと似ています。)ひとつは純粋なアルゼンチンタンゴ、そして、2つ目はタンゴの音楽に非常に似ているのですが、少し速い感じで、しかも2拍子の軽快なタンゴとも言うべきミロンガ(=Milonga)、そして最後はバルス(=Vals)と呼ばれる3拍子の要するにワルツのことですね…この3種類の音楽があります。そして一つのタンダでは3、4曲が、前述しましたようにもちろん、同じ種類の音楽がかかるのですが、ミロンガとバルスはどちらかというと単調になりやすいアルゼンチンタンゴを紛らわすため、盛り上げるための添え物という側面も多少あるので、例えばアルゼンチンタンゴのタンダが5回ぐらい続くと、その後、ミロンガのタンダが1セット、(つまり3曲ぐらい)ひとまとめにあって、その後また同じようにアルゼンチンタンゴの曲のタンダが5回ぐらいあると、その次に今度はバルスのタンダが1回あるというような順番でパーティ音楽が進行する訳です。

以上、パーティ音楽のかかり方の解説及び、タンダとかコルティナ、バルス、ミロンガなどのタンゴの意味はご理解願えましたでしょうかね

 ああ、そうそう、それから…そうですね。このミロンガという単語は2通りの意味に使われていて、皆様ももう既にお気づきと思いますが、1つ目の意味は“アルゼンチンタンゴのダンスパーティ”という意味です。そしてもう一つの意味は、音楽の種類の名前ですね。 先ほども述べたように、アルゼンチンタンゴに似ている感じで、もう少し演奏速度が速くて軽快な2拍子のタンゴ音楽を特に“ミロンガ”と呼ぶ訳です。

えっとね、それではまた大元のミロンガのお話しに戻りましょう。まあ、先生クラスの人もね、もちろん何人かいらっしゃって、参加者のお相手をしている訳ですけれどもね、それは素晴らしい足捌(さば)きです。しかしわたくしも急に組んだからといっても、アルゼンチンタンゴそのもので育おつている訳ではないので、わたくしと組んだ向こうも、あの踊りにくいなと思ってるんじゃないかな思うんですけれどね。ホールドの組み方なども微妙に違ったりするかもしれませんね。またお相手の女性は、勝手に動いちゃったりとかもしますね。ベテランの女性が、最初に『では僕のリードのみで踊ってくださいね。』とでも指定してするのならば、そのリードに従えるのでしょうが、どうしやはりそういうことではなくてね、普段普通に踊っているような感じで踊ろうとすると、オーチョの回数が異なっていたりすると、どうしても生徒さんは、自分勝手にいつもやっているパターンで自分で動いてしまうのですね。ホールドもね、微妙に違うので、先生クラスの人は、もう『あの…えっと社交ダンスの方ですか?』とすぐに尋ねてきます。

わたくしは実は、なんかね、そう言われたくない‼それを言われるとカチンとくるんですよね。サルサの時もそうなんですけれどね。サルサのトレーニング、アルゼンチンタンゴのトレーニングをしているのに、そういう風に言われたくない…という事で、しかしアルゼンチンタンゴを勉強するとか言いながらも、なかなか自分も素直ではありませんね~~( ゚Д゚)……(第3回目はここで終了。第4回目に続きます。)

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