(201)キゾンバ・愛(ラブ)その1

ダンサー内藤の解説シリーズ

考えてみれば、このブログは『かずリンの社交ダンスサービス」と銘打っているのに、ダンスネタはほとんど描いていないという、恐ろしい雑記ブログになり果てていますので、久しぶりにと言いますか、ほとんどダンスネタは初めてではないかという、ダンスネタで今回は迫ってみたいと思います。しかし、精密に言うと“社交ダンス”ではなくて、アフリカのアンゴラ発祥の比較的新しい、ステキなペアダンスに関してなのです。

さて、皆様はキゾンバ(Kizomba)というラテンダンス…と言いましょうか?これはラテンダンスというと怒ってしまう人がいるのですが、精密に言えばラテンアメリカン・ダンスではありませんね。なぜならば、ラテンアメリカンというのは、南アメリカとかキューバとかそういうところの諸国を示す言葉なので、ラテンという単語を用いたいのであれば、ラテン・アフリカンとでもしたらいいのでしょうか?それかアフロ・何とか??…

アフリカの国の踊りなのですね。アフリカのアンゴラ発祥ということなのですけれども、キゾンバ(キゾムバ)という結構エキゾチックと言いましょうか、煽情的という言葉で書かれていますが、まあ要するにエッチっぽい踊りとでも言いましょうか…何がエッチっぽいのかというと、女性が腰部をですね、かなり密着させるような状況で ムニムニとかグリングリン動かす(…どんな動かし方やねん…( ゚Д゚)…ような感じになるのですね、更にアルゼンチンタンゴの如く、かなりビチャッと密着するシーンも時々あるという、そういう組み方と、 踊りがとてもエッチな雰囲気を醸(かも)し出すダンスなのです。

とりあえず楽しんでみてください。もちろん踊っていらっしゃる(なぜ自分に敬語?)のはわたくしダンサー内藤と、そのパートナーの内藤陽子先生ですわなも。

まあバチャータなどもそうですが、センシュアル(Sensual=官能的)というような表現をつけて言われることもあります。わたくしがキゾンバを見てステキだなと思ったのは、非常にある意味現代的な踊りで、例えばムーン・ウォークをそれに入れたり、ヒップホップ的な要素を入れたり、そしてまたキゾンバというのはズーク(Zouk=ダンスそして音楽の名称)と、アンゴラで昔から踊られているセンバ(Semba=ブラジルのサンバの前身のような踊り)との融合だということなのです。

確かに上下動のはずみのある(社交ダンスの)サンバにはちょっと似ても似つかない面がありますが、なんとなくフィーリングが似てるような感じはするので、社交ダンスのプロフェッショナル歴が長い私としては親近感を覚えるのかもしれません。(しかし、更にこれを精密に言うならば、社交ダンスのサンバはブラジルの土着のサンバ…これは特に日本国内でも普通のサンバカーニバルで見られるような踊りなのですが…この土着の踊りであるサンバを英国人が社交ダンスで踊れるようにかなり作り替えたものなので、それを(更にそのサンバの)大元のセンバと比較するのも多少無理があるような気はします。ただ、雰囲気はかなり似ていると言っても良いでしょう。)

同じくキゾンバの短いルーティンを踊ってみました。これはわたくしがFacebookに投稿したり、わたくしのレッスン動画『ちょこっとキゾンバが踊れたら…』シリーズの扉絵(扉動画?)にしているものです。お楽しみくださいませ。

(第1回目はここまでです。 いつも大体皆さまが読みやすいように1,000文字から1,200文字ぐらいまでを1回分としております。では、第2回目を楽しみにお待ちくださいませ)

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