(104)世の中は一寸先は闇で本当に恐ろしい(続編)

世の中の出来事
凶悪事件を連想させる青い炎

例の放火殺人事件の、その後の続けてのニュースの報道によると少年は、姉妹の姉に好意を示したけれども、それが報われなかったために、例の放火事件を起こしたということですが、非常に不可解な感じはいたします。たったそれだけのことで、まあ、例えば嫌がらせ電話をするとか、窓ガラスを割るならともかくも、両親を刃物で刺して殺害し、その上家に放火する(そういう殺人の証拠などを隠滅して、最初から無かったことにしようとしたのでしょうか…)などというそういう、恐ろしいことをしたのでしょうか?これは明らかに刃物を用意したりしているので、カッとなって衝動的に殺したというような次元ではとても考えられないような事件だという気がします。包丁を用意して刺し殺した上に、灯油とかガソリンまで用意して家に放火したわけですから、重大すぎる想像を絶するような凶悪事件です。しかもそれが、例えばそこの家族に詐欺で2000万円騙(だま)し取られたとか、そこの家族に母親を強姦されたとか、又は、その家族の自動車に、身内を轢(ひ)き逃げされたけれども証拠不十分で立件されずに、そのひき逃げ犯は無罪放免だったとか、そういうことならまだいざ知らず、ニュースで追加報道された動機としては、ただ単に“ラインが繋(つな)がらなくなった”ということだけです。そんな些細な原因だけで、これだけの凶悪事件を一体全体引き起こすものでしょうか?しかもラインが繋がらなくなったということは、詳しくは報道されていませんが、ただ単にブロックされたのか、もしくは『しつこいあなたなんか嫌いだから、もう一切ラインしないで‼』みたいな拒絶文句を言われたのか、そこら辺は定かではありません。それかさらに想像ですが、もっとひどく、『あなたなんか気持ち悪いから嫌い!もう死んで消えて』みたいなことを言われたのかもしれませんね。そうすると確かに若い青春の血の滾(たぎ)りというのはカッと激高して、『あいつの家族全員をこの世から抹殺してやる!』ということも起こり得るかも知れません。 謎です。これは世間が考えているよりも、ある意味恐ろしい事件なのかもしれませんね。

それと。 色々深く考えてしまいます。わたくしも神経質なのかもしれませんけれども、この姉妹はこれからどうなるのでしょう?交通遺児という言葉がありますが、殺人遺児とか、いやいや、この場合は“犯罪遺児”と呼ぶべきでしょうか?当然、犯罪遺児なんていう言葉もあるのでしょうね。犯罪によって両親を失ったそういう子供達はたくさんいるはずです。ましてやこの人たちは家も全焼でなくなってしまったのですからね。テレビで何度もその場面が放映されていましたけれども、本当に木材の燃えカスが露出しているような有様できれいすっかり燃え落ちてしまっているのです。ですから、それこそ姉妹が通学に使っていた鞄(かばん)や教科書、それから服装などありとあらゆる、その中には楽しいことに使われるいろいろな青春の品々などもあったでしょう。それが、そういうものが一切合切(いっさいがっさい)この日から、この恐ろしい瞬間、それは報道によると、深夜の午前3時半頃だったのでしょうか…その時刻からなくなってしまった。

どんなにか、心が麻痺する大ショックだったことでしょう!しかし、警察報道によると長女は以前から、この犯人の少年と面識があったとかを、その後の捜査の聞き取りで伝えているというか、捜査に協力しているような面もありますので、気が狂うとか、声が出なくなってしまうほどの身体的後遺症までは覚えなかったのでしょうか?この2人は今後どうなるのでしょう。まず親類とかそういう身内の人がいるのならば、例えば叔父(おじ)さんが引き取って、この後養育して学校に通学できるようになるのか、もしくはそういう親類がいなければ、養護施設などに引き取られて、そこでそれこそ一種の孤児(犯罪孤児?)として育てられるのでしょうか?本当にこの姉妹の行く末を思うと、心が痛む思いがします。

なぜかわたくしはこういう事件に深く考えさせられてしまいます。両親も刃物で刺されて、その瞬間、なぜだか私達はこれから死んでいくのだ…こんなに出血して…と思って同じように刺された妻と手を握りあったのではないでしょうか? そして子供たちは昨日までの生活を一瞬にして立たれ、分断され、破壊され、本当に棒が折れるようにその幸福な家庭生活を奪われた…なんという痛ましい事件なのでしょう。恐ろしいことですが、こういうことが突然起こることは誰にもあります。何か本当にこの事件を聞いて、わたくしも鬱病(うつびょう)のようになってしまいました。何もする気力が起きません…(終了)

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