(168)安倍元総理殺害事件…怖くて生きる力が半減…(第5回)

世の中の出来事
安倍元総理殺害事件

さて、前回第4回目では、結構警察を責めるような事を書いてしまったような気もします。警備の事ですが、普通誰でも思うでしょうが、1国の元総理が来場するのならば、常識的に想像して、総理の周りを、例えば6人ぐらいのSPがタッグを組んで(と言っても手や肩を組んでという意味ではないのですが、雰囲気的に…)周囲を固めるとか、やはりそういう状況の警備を想像するのですが、今回は、そんな感じは全然なくて、周囲は、隙間だらけでしたものね。

それに先ほども言いましたように、今の時代の映画だと、そういうことをしても、例えば上空からヘリコプターで狙撃する…それから狙撃どころか、…もしも狙撃ならばピンポイントで成功・不成功が決まりますけども、狙撃どころか、それこそウクライナ戦争などで使われているような、もっと広い範囲で、少なくとも10人くらいがひとまとまりになって死傷する爆弾、…これも今の時代、市販の物質などで作ることができるそうですからね、…そういう爆弾を、総理のいる辺りを目標にして、それも20人、30人死んでもいいやということで、ヘリコプターから投下するという事も可能性としては考えられますね。もしくはヘリコプターなどというと、犯人は例えば、『近藤産興』とかからヘリコプターでも借りてこないといけない訳で、それはまた手間として大変で、何をするのかとバレちゃう危険性大ですが、そうじゃなくて、近隣のビルの上からそういうものを投げる事も全然、あの日の状況だったら不可能じゃなかった気がします。確かに、そんな爆弾を投下されたら、SPが何人いても、元総理を守り切れなかったとは思いますが…。

あの映像を見ると、だいたい後ろの大通りは特に検問とかはしていずに、自動車やバスがどんどん通り過ぎていくことを思えば、当然、近くのビルでもほとんど検問のようなものは敷いてなかったと思うので、むしろビルの上に行ったらそういう爆弾を投げ放題ではなかったのかと思われます。今日本の映画だって『ブラディマンディ』とかそういう、要人を狙うテロの仕方とか、それこそ鬼平犯科帳の“引き込み”みたいに、要人を暗殺するために、2~3年前からその組織に潜り込んで、秘書になったりとか、そういうことはどんどんやっているので、どうしてこんな原始的な応援演説の、この取り残されたような悲惨な状況を許してしまったのか、本当に不思議でなりません

人間というのはやはりある一定のレベルを超えるという事はなかなかできないように思います。できる人もいますが、何か凶悪な事件があったとしても、ある程度時間も経過して、喉元(のどもと)過ぎるというか、もう人々の頭から忘れられてしまえば、普通のレベル以上のことは考えられたとしても、他の人があまり乗り気でなければ、右に倣(なら)えで、他の皆の行動をまねて、自分で積極的には何か行動に移さないような気がします。

どういう事かというと、かなり前(数年前)に『イスラム国』とかの外国での、バスなどでの自爆テロで多くの人が死んだ事件がかなりたくさんありまして、そういう事が日本でも起きたら…と議論などされましたが、最近はもう過去の事になったようで、まさか、元総理が演説をしている時に、その様な凶悪な攻撃は無いと思っていたような節があるという事です。もちろん、今回も自爆テロではありませんでしたが、でもそれに比較すれば、もっと矮小な、単なる狙撃でしたが、防げませんでした。

結局、SPの人も犯人がこう前に出て来ても、とりあえず、例えば(先輩かどうかわかりませんけど、例えば先輩のSPの人とか、他の警備の人は何も動いていないので、まあいいんだな…あの人(実は犯人)は別に、特に注意しなくてもいいんだなという風に判断してしまったので、犯人が何か、道を横切って更に近づいた時も、そういう恐ろしい準備の時間も、静かに過ぎていったのではないでしょうか?

そうでなければ犯人があんな、スペースも充分確保できるようなところで、背後から近づいて撃つなんて本当に考えられないですからね。 (第5回目はここまでです。もう事件からかなりの日数が経過しましたが、今頃で恐縮ですが、まだまだわたくしの執筆は続きます…あと2回くらい⁉)

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