(234)ペアダンスにおける“リード”に関して…(第1回目)

ダンサー内藤の解説シリーズ

今回は珍しくダンスネタで、しかもダンスの上達には絶対に欠かせない、秘訣の部分に属する超重要な内容です。ご期待ください…( ゚Д゚)……。最近はちょこっとダンスに関するお話を書くようになって、本人も喜んでいます。

『ペアダンスにおけるリードができる事の重要性や喜び』……今回はこんなことに関してエッセイを書きたいと思っています。わたくしは何故かダンスが大好きで、社交ダンス、競技ダンスのA級プロフェッショナルであることにも飽きたのか、それとも、それでは不十分…といってもチャンピオンを狙える時期はもう過ぎたので。 今現役を退いていますけれども…実は精密には、A級だったけれども、実力が伴わず他の選手に負けてB級に高級したのちに引退……( ゚Д゚)……けれどもダンスは非常に好きで、研究心が途切れることはなく、リンディホップ、アルゼンチンタンゴ、サルサ、バチャータ、メレンゲは当然のことながら、今はキゾンバ(Kizomba)という、アフリカはアンゴラ発祥の社交ダンスにハマっています。

これが一風変わったキゾンバという魅力的なダンス。アフリカはアンゴラ発祥のペアダンスですわなも。

アルゼンチンタンゴも猛烈に勉強中ですが、多少自分が専門とすることへの楽観的評価が加算されているかもしれませんが、やはり自分が競技ダンサー(社交ダンスにおける、ワルツ、タンゴ、スロー フォックストロット、クイックステップ、ルンバ、チャチャチャ、サンバ、パソドブレなどの種目の競技選手)であって非常に良かったと思われるのは、まあもちろん競技ダンサーであるので、技術力は自慢に聞こえて申し訳ないんですが、相当高いと思うものの、何が一番良かったかということを、やはりわたくしたちのダンスの事を想起しつつ、冷静に考えてみると、それは“リードの力が養われている”ということではないかと思うのです。

競技選手をやっていて、当然競技会に出ていれば、順当に考えて、リードの力は非常に養われて、培(つちか)われてリードの技術が非常に向上します。ただし、これはあくまで標準的で、どちらかと言えば、良い先生に習って研鑽(けんさん)、切磋琢磨した場合のお話しです。

ただ、その反面、競技選手の場合は決まりきった足型を、パートナーもその足型をもちろん了解した上で踊っているので、あたかも意味のわからない、例えば外国語の曲をカラオケや、歌の発表会、コンテストなどで一曲歌い通すようなもので、本当は歌詞の意味も全然わかっていないので、悲しい時は悲しく、楽しい部分は楽しく、嬉しいところは嬉しく歌うなどということもできる訳がないのと同様で、本来なら回転とかそういう適切なリードが必要な部分でも、お互い約束事として踊っているので、そういうリードがなくても、パートナーの女性は回転します

手前味噌ですが、わたくしのジルバのレッスン動画で、特にリードや(それを受ける女性のフォロー)に関して講習している回のYouTubeでございますことよ。観てちょんまげ🥺

先述の歌の例で、歌詞がどういう意味なのか、全く判らずに歌っているのと同様に、きちんとしたリードの技術がないと、女性は、そういう風に、競技会での振り付けとか、例えば、検定試験のブロンズ級のワルツを踊るという様な、最初の1歩から最後の1歩まで足型が決められているルーティンを踊る際には、約束事だからリードが無くても回転はしますが、鋭い、 標準的な回転ができるとは限りません。男性のリードが微妙に遅かったり、また変なコースでリードしたりすると、女性はかえってバランスを崩されたりしまうことがありますので、やはり、順番が決まっている足型の競技ダンスとかの振り付けであったとしても、男性がきちんとリードするということはとても大切な訳です。

(第1回目はここまでです)

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