(158)白杖(はくじょう)の人の転落死亡事故に思う(第3回目)

お知らせ
日本点字図書館から引用

わたくしも、プラットホームではなくて、普通の街角でそういう白杖を持った人が、例えば信号待ちをしているのを見たりしますが、信号街の交差点などは忙しくて自転車がパッと前を横切って行ったり、何か打ち合わせに遅れそうになっているのか?背広姿のお兄さんが走り込んできて、その白杖を持っている人が歩きだそうとする前をパッと横切るようなことをするので、ヒヤッとすることがたくさんあります。それに、そういう人たちの理解がほとんどありませんので、彼らはどのくらい視野があって、うすぼんやりとは見えているのか?それか全く視野は真っ暗で、本当に聴力やあと少しの触覚や嗅覚のみで行動しているのか…もしそんなのだったら、とても自分はあんな危ない、いわゆる「往来の真ん中」などでは歩けないと思えます。それこそ、今の世の中、ウーバーイーツの配達自転車がすごいスピードで走ってきますからね。彼らが、そんなすごいスピードの端に見える白杖を認識できるとはとても思えません

なので、そういう人を街中で見かけると、本当に心配になり、自分の歩行を中止して、その人に注意を集中して注視します。もちろん何かにぶつかりそうになったら、パッと飛び出して体を多少支えてあげるとかの心積もりは充分あります。

なので、例えばですが、これをお読みの読者様も、自分の傍にそういう方が、 10m以内ぐらいにいたら、その時は少し見守ってあげるとか、そういう心がけをひとりひとりが持つだけでも全然違うと思います。そういう事は別に無理に学校等で教えられなくても、常識的に判るのに、最初に書いたように、プラットホームでの転落事故で、しかも3人も死んだなんて、想像を絶して憤りを感じます。全くの無人駅のような場所で、白杖の人は孤独に、全く独り歩きだったのでしょうか?とてもそうは思えません。

なぜそういう死亡事故が起こってしまったのか?周囲は無人だったのか?(でも駅員はいるでしょう…。よくテレビでやっている長野県とかの秘境駅ぢゃないんですから……)

当然予想されるので、そんな3人もの視覚障碍者の人がどうして死んだのかということを思うと本当にね、もう悲しいということを通り越して、ほんと人間はバカだなという感じで憤りを感じますね。なので本当にわたくしも心からそういう事故がなくなれば良いと願っています。

この日本点字図書館のホームページをぜひ見てください。今ちょっと見てね。調べたんですけども、ここにそこから引用するということで、付き添いの仕方、要するにどのように『添い歩きの仕方』の様なものですね、それを資料として掲載しておきます。学校などの配布資料としてもご自由に活用してくださいと書いてあるので、どんどん有効活用しましょう。やはり、人の命にかかわることですから、有効に活用できれば、本当に涙が出るくらいうれしいです。 

日本点字図書館のホームページからの引用…皆様に広めましょうよ!!

とにかくこの文明の進んだ時代ですね。歩いていて転落するなんて、とても考えられませんね。そういう出来事を周囲の人が許してしまうなんてことがね…そりゃあ内気な人もいっぱいいるでしょうから、どうしよう、声掛けしようか、あんなホームのふちを歩いて、転落しそうだから、近づいて行って支えてあげようかな…でも恥ずかしいし…などと迷っているうちにスッテンコロリンってな感じで転落したのかもしれません。それか、本当に偶々、その時間帯は駅員も気づかずに、一人になってしまっていたのかもしれません…。だって、やはりどう考えてみたって、みんながいたのに転落するなんてことはもう考えられないことですものね。

まあ、やはりそりゃあの正直コロナの時代であるので、あまり他人には触れたくないかもしれませんね。昔から転落事故というのは結構あったのでしょうし、それが今や、全国のニュースが日本中どこにでも流れるようになったから、そういう転落事故の事も皆様が知る訳ですが、起こる割合などは、そんなに昔から変わっていないのではないでしょうか?

それに、先にも書いたように、『あ、この人に触ったら、ひょっとしたら…なの、コロナに感染する可能性もあるんじゃないか…』ということで、あの付き添ってあげたいんだけど、体に触れたくないとか、会話すれば、お互いに息をかけたりかけあったりするから、できれば、(マスクをしていても)なるべくそういう会話はしたくないっていうのは確かに正直あると思います。

ですけれども、添付のリーフレットを見ても判るように、方法も色々あるので、別に肌に触れずに『あの、真っすぐなら大丈夫ですが、横にちょっと出っ張りがありますよ。』とか、とにかくそういうふうに声をかけて、万が一の時は、例えば落ちそうになったら、体当たりでもして止めるとか、そういうことも可能ですから、まったくの他人などどうなってもいいと思わずに、助けになることを心がけたいですね。

まあそういう風に思う人間は世の中に結構たくさんいる…とわたくしは信じています。(この項は、本日で終了です。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました