このブログは、“社交ダンスサービス”を銘打っているのに、ダンスの題材に関して書くのは、今までひとつかふたつでしたね……まことに申し訳ありません。今回も別件でのエッセーです。お楽しみくださいませ。さて、もうあっという目に季節は過ぎゆき、もう1~2か月前になってしまいましたかね。NHKのですね、『ディア・ペイシェント(=親愛なる患者様へ)』というドラマを、かなり前に観たのですが、田中哲司(たなか・てつし)さんでしょうかね、2014年に仲間由紀恵(なかま・ゆきえ)さんと結婚された俳優さんですが、今回の彼の役柄は、モンスターペイシェントというのでしょうかね、患者なんですけれども、お医者さん(貫地谷しほり=かんぢや・しほりさん演じるお医者さんに)暴言を吐いたりする患者役を演じているんです。わたくしがこのドラマを見出したのは、もう最終回直前の第9回および最終回だけなんですけれども、 病院で怒鳴り散らしたりするんですけども、実際は母親を介護して、ゴミ屋敷みたいな家で生活している男やもめで、優しい性格なんです。奥様はいないのかな?結婚してないのかな?でも仲間由紀恵さんと結婚したとは思うんですけどね…。あのう、そういうジョークは置いといて、まあとにかく、田中哲司さん演じている息子さんは40歳代か、50歳代か、もっと上かな?それでそのお母様は80歳代か90歳代で、結構汚いベッドのところで介護されているんですけども、色々介護に疲れ果てたりして、最後、母親を車椅子に乗せて、崖から海に飛び降りて死のうとするんだけれども、できなくてまた戻ってきて泣いたりするんですよ。
本当に生徒さんもそうですけれども、まあ、わたくしもそんなに若くないので、そういう状況というのはよく判ります。同僚のダンスの先生もそうですけれども、(教室に通ってみえる生徒さんの場合でもそういうケースも当然ありますが…)本当に50、60歳代になってくると、自分のお父様、お母様が、本当に80歳代、90歳代と高齢になって、寝たきりになったり、入院したり、もしくは認知症になったりして、家庭で在宅介護していらっしゃるという人もそれはたくさんいると思います。若いときは父親とか母親も若いものですから、介護の必要なんか全然ないんですけれども、本当にそういう年齢になってくると、親の、又は高齢の兄、姉などの介護があると、そのために時間がとられて、生徒さんのレッスンも制限されたりするので、本当に大変です。今から4年ぐらい前ですかね、ダンス協会の行事である、新春ボールルーム・ダンスフェスティバルという、わたくしがいつも恒例で司会をしている、生徒さんと先生が一緒に踊ったりする、名古屋観光ホテルので大パーティの当日の朝です、早朝の5時ぐらいに、お世話になっている小規模多機能のデイケアセンターからですね、今書いた行事の、確か、8月16日(日)でしたね。かなりの期間、わたくしの母親は、介護などの世話をしてもらうために、ステイと言いますか、入居させてもらっていたのですが、そこから、『今、お母様がお亡くなりになられました』という電話が来たんです。わたくしはいつもの通り司会の仕事が、もう午前9時頃よりのリハーサルを含めて予定されているので、急にキャンセルすることもできないのでね、その夜まで待ってほしいということで待ってもらって、そして終了後に急いで行っても、午後10時過ぎになりましたけれども、葬儀屋さんの所に行って、葬儀の打ち合わせをしたんですけどね。(母親の遺体は、そのデイケアから直ちに、葬儀屋さんに運ばれている)但し、本当にわたくしは、心が壊れているというかね、父親が亡くなった高校の時もそうでしたけれどもね、(またこの事は別の時に書きます)母親の時はそれは、母親としてやはり家族としては非常に愛していたんですけれどもね、心が壊れているというか、不思議と、もう死にそうですよと言われても、特に会いに行かなかったんですね。死にそうになっている母親を見るのが怖かったのでは?とおっしゃる人もありますが、そういう事はほとんどありませんでした。まあ2~3週間前からね、ちょっと母親の様子がおかしいということでね、やっぱりああいうところの施設(デイケアなど)の人たちは判るみたいですね、そういういわゆる“死相”とかが……。食が細くなっているので、もう長くはないかもしれないということを言われたんですね。このブログを読んでいて下さる方で、まだ家族が若くて、ピンと来ない人もいらっしゃると思うのですが、老衰などで、もう死期が迫ってくると、本人に食欲が有る無しに関係なく、もう食べ物を身体が受け付けない様なのですよ。そういう事を、何回も目の当たりに、ああいうデイケアセンターの人たちは見ていらっしゃるので、判るんですよね。2日前ぐらいですかね、特にやはり、もう死にそうという連絡があったんですけれどもね、特にわたくし会いに行きたいとは思わなかったんですよ。そろそろお迎えが来るなというのはわかるらしいんですね。電話があったんですけど、まあ確かに普通だったら、そりゃあ大変だってんで、会いに行くべきだったんでしょうけど、わたくしの心が壊れている話はまた別のところに述べますが、わたくしは人間関係過敏症というかね、優しすぎるというかいろんなことでね……、ただ最後にね、母親に会おうとかあまり思わないんですよね。別に愛しているわけじゃないんだけれども、それより安らかに旅立って欲しい。静かに旅立って欲しい。そして、母親のことを今引用しているのは、このエッセーで介護の時の苦しみとかね、そういうものを書こうと思っている訳じゃないんですね。母親は多少認知症の傾向があったりしましたので、要するに、このNHKの田中哲史さん演じる、息子の心持や気持ちが非常によく判るという事を書きたい訳ですわなも(続く)
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